すい臓がんの抗がん剤治療についてお話しします。
膵臓がんが遠隔転移がある場合などは、手術はできませんので
抗がん剤の治療を行うことがあります。また術後の再発予防を
目的として抗がん剤が使われることがあります。
現在ではゲムシタビン=ジェムザールや、胃がんの治療に
使われてきたTS-1という抗がん剤が膵臓がん治療
に使われることが多くなりましたが、ジェムザール、
TS-1にしても有効率は3割程度で、目的も癌の完治と言うよりは、
延命を図るためと言えます。3割程度の有効率に対して
6割程度の方に副作用が見られます。副作用が強ければ、
先にあげた延命効果も損なわれてしまいます。言い換えれば、
癌の進行を抑える抗癌剤治療ではイコール延命には
ならないのです。
膵臓がんは放射線療法や化学療法が効きにくいがんで、
これらの治療だけでがんを治すことは困難です。

