2007年10月02日
すい臓がんの手術について
すい臓がんの手術についてお話しします。
一般的に、膵頭部に癌が存在すると、膵頭部だけでなく、
十二指腸、空腸の一部、胃の一部、胆管を周囲のリンパ節と
ともに切除する術式、膵頭十二指腸切除術が行われます。
十分な膵臓が残りますので、消化液(膵液) とインスリンの
産生は維持されます。
膵尾部に存在すると、膵体尾部・脾切除術となります。
膵の広範囲に癌が存在すると、膵臓の全摘術が必要となること
もあります。このすい臓がんの手術を行った場合には
膵液を分泌する機能やインスリンを分泌する機能が失われて
しまいますので、その機能を補うために薬を飲んだり注射を
打つ必要があります。
膵癌は、リンパ節のみならず、容易に周囲の
結合組織や血管周囲の神経に沿って浸潤する特徴を持っている
ため、これらの浸潤部を残さないようにしなければ、
局所再発は防げません。

