すい臓がんの生化学的検査についてお話しします。
血液検査で膵臓の酵素や腫瘍マーカー値、ビリルビン値の動きを
みることにより膵臓機能の異常、すい臓がんを発見できることが
あります。すい臓がんにより膵管がつまると、膵管を流れている
膵液がたまり、アミラーゼ、リパーゼ、エラスターゼなどの
膵臓の酵素が血液中に出てきます。そのため、血液検査で
これらの酵素が高値を示したときは、膵臓の病気の疑いが
あります。
また、ALP、γ‐GTPなどの胆道系酵素の上昇も
起こるので、このような結果が出たときは、胆道系疾患だけ
でなく膵頭(すいとう)部の異常も疑う必要があります。
腫瘍マーカーは腫瘍が大きくなるにつれて、血液中の濃度が
上昇します。しかし、すい臓がんだけに特異的なマーカー
ではなく、膵炎でも陽性となることがあるので注意して下さい。

